トレッキングコース案内


05 えびの岳コース


霧島連山では5番目、えびの高原エリアでは白鳥山と同じ頃の約10万年前にできた火山。
標高1292m。韓国岳の西側に位置するなだらかな火山体で頂部には直径約700mの浅い火口があります。
頂上からは遠くは錦江湾、桜島、開門岳を一望できるパノラマの風景が印象的です。


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05 えびの岳コース

1.えびの岳登山口(0分)

1.えびの岳登山口(0分)

県道1号線沿いピクニック広場前から霧島方面に徒歩50m、右側の土手の登り始めが入口になります。
登山口の表示はないため、踏み跡を確認してください。


2.鳥獣保護区・高山植物採取禁止表示板前(5分)

2.鳥獣保護区・高山植物採取禁止表示板前(5分)

木の根の階段を上へ。段差があるので足元注意してください。
国立公園のルールとして、植物保護の為になるべく登山道を離れないようにお願いします。
また、火気の使用やごみの持ち帰りをお願いします。

「取って良いのは写真だけ。残して良いのは思い出。」


3.火口南壁(10分)

3.火口南壁(10分)

比較的日当たりが良いので4月頃にはマンサクと崖のため鹿の食害から保護されたヒカゲツツジが見られます。

  • マンサクマンサク
  • ヒカゲツツジヒカゲツツジ


4.急な下り坂(20分)

歩道の階段が破損している所があるので、注意して下さい。雨の後などは、途中にぬかるみが発生します。下りながら転倒すると危険なので足元に注意すること。このあたりには、火口南壁の最後の展望所があります。
5月頃には、白い花を咲かせるオオカメノキが見られます。

  • オオカメノキ


5.火口底を歩く(23分)

5.火口底を歩く(23分)

坂を下り終えると火口底につきます。
登山道脇の木に注目すると、鹿に角研ぎされたヒノキがたくさんあります。


6.頂上付近の巨石(35分)

6.頂上付近の巨石(35分)

長年の風雪に耐えて、岩の間から植物が成長したくましく育っている様子がうかがえます。
足元に鹿のフンが見られることから、寒い冬場などに鹿が“日向ぼっこ”に来ていたのかもしれません。
巨石についている縞は、流理構造といい、マグマが固結するときに流動し、晶出した結晶がほぼ平行に配列して縞模様をなす岩石の構造です。


7.頂上からの眺望(38分)

7.頂上からの眺望(38分)

遠景に白鳥山・硫黄山・韓国岳・大浪池・烏帽子岳・大霧地熱発電所・栗野岳
えびの高原からは見えない韓国岳の頂上が見えます。
視界の良い日は、鹿児島空港・錦江湾・桜島も望むことができます。


7.頂上からの眺望(38分)

8.広場~韓国岳スポット(45分)

8.広場~韓国岳スポット(45分)

頂上を超え少し進むと、右側のアカマツの林の合間から韓国岳が確認できる、ひらけた場所に出ます。


頂上から広場までの間は4月~5月頃はシキミ、シロモジが見られます。


9.アカマツとミヤマキリシマの木々のなかを歩く(48分)

9.アカマツとミヤマキリシマの木々のなかを歩く(48分)

ミヤマキリシマの群生している場所です。枝が登山道にまで伸びており、棘のある枝もあるので、衣服などに注意してください。

  • ミヤマキリシマミヤマキリシマ


10.コバノクロヅル群落(55分)

10.コバノクロヅル群落(55分)

夏は緑葉が生い茂り、白い花が咲きます。


11.えびの高原キャンプサイト到着(65分)

11.えびの高原キャンプサイト到着(65分)

下りながら、赤松の林を向けるとえびの高原のキャンプ場の裏側に出てきます。
キャンプシーズンには色とりどりのテントが並び、にぎわいます。



●韓国岳(標高1700m)

約17000年前の噴火で作られた、霧島火山群最高峰。
頂部には直径約800mの火口があります。
北西側にはアカホヤ火山灰(約7300年前の鬼界カルデラ噴火による)以降に水蒸気爆発した直径500mの半円状の韓国岳爆裂火口が特徴です。

●栗野岳(標高1094m)

霧島連山の母、加久藤カルデラが34万年前に噴火した後一番最初の約20万年前に活動していた、現在の霧島山の中では古い火山。
山体は三つの頂きは山体形成後に北東―南西方向の断層運動によって山頂が分断されたためと考えられています。



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